入社した頃

2月1日 快晴

深夜、雪が降りましたが日中は暖かでした。

天気予報で、4日には早くも春一番が吹くと言っていました。

 

入社時の研修(昭和47年)

 

入社して最初の研修は、お寺で二泊三日の座禅でした。

朝は5時前に起床して庭や廊下の清掃、座禅をして食事でした。

その他に住職の一時間説話が2・3回ありました。

 

座禅は身体が動くと、きょうさくと言う長い板状のもので叩かれます。

座禅の時間は40分で一日に4回ぐらいしたように思います。

 

食事は朝、昼はおかゆとたくあん二枚、夕食は精進料理がついたように思います。

食事は必ずたくあんを一枚残して、お椀に白湯を貰った後、お椀の中を洗い飲み干し、

箸は箸袋に仕舞い、胸のポケットの入れます。

食器洗いが早く済むためだそうです。

 

おかゆだけで腹が減ってどうしようもありませんでした。

何人か、夜中に食べ物を買いに、抜け出し見つかったようです。

 

職場の風景

 

最初に配属されたのは経理課でした。

電話は黒いダイヤル式で2・3人に一台ありました。

計算は算盤です、係長は手動の計算機を使っていました。

使う機会がなかったので計算の仕方はわかりません。

 

帳簿の記帳はつけペンで、書類の複写はカーボン紙を使っていました。

感圧式のPCB伝票もありましたが、危険なので廃止になりました。

今思うと、恐ろしいものを使用していたものです。

 

複写機は青焼きでした。

トレーシングペーパーに字や図面を記入し、青焼きのコピー機に黄色い専用紙と

重ねて入れると、青い字や図面が現れます。

良くつまり閉口しました、ひどい時は原稿が破け上司に叱られたこともありました。

 

今のような白焼は1年後に導入されました、富士ゼロックス社製です。

当時、コピーを頼む時、ゼロックスしてと、言ってたと記憶しています。

 

コピーするときは、上司の許可のハンコをもらい、総務課長に鍵を借り、ノートに

書類名や枚数を記入しました。

 

あれから45年位経ちますが、凄い進歩です。